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スターダム第2章初の後楽園でイオが世IV虎に赤いベルト防衛!タッグ王座を返上した宝城は怒りのモンスター軍に玉砕

130602_Stardom-1.jpgスターダム
STARDOM GOLDEN AGE
日時:6月2日(日)開始:12:00
会場:後楽園ホール
観衆:935人

 2日、 後楽園ホールで行われたスターダム『STARDOM GOLDEN AGE』。アフター両国、愛川ゆず季のいない第2章に突入したスターダムが初めて迎えるビッグマッチ。メインでは4・29両国大会で紫雷イオがアルファ・フィーメルから奪取した"赤いベルト"ことワールド・オブ・スターダム王座に、愛川の引退試合の相手を務めた世IV虎が挑戦。

 パワーでジリジリとイオを追い込んでいった世IV虎は、イオの619をキャッチして顔面を蹴ってエプロンに出すとロープ越しのスリーパー。絞死刑状態でリング内に引きずり込んだ世IV虎は馬乗りになってチョーク攻撃を見舞って行く。
 これを和田京平レフェリーが注意すると、何と世IV虎は京平レフェリーにも一撃! キャリアを考えると何とも大胆不敵な行動だが、京平レフェリーもレフェリーの威厳に懸けて世IV虎を引き剥がす。イオは世IV虎のネックハンギングボムをウラカンで切り返そうとしたが、回転をストップさせた世IV虎はシャチホコ式の逆片エビ固め。
 さらにネックハンギングボムから上からヨシコを狙ったが、かわしたイオはスワンダイブ式ミサイルキックで世IV虎を場外に蹴落とし、コーナーから鉄柱越えのプランチャを発射。世IV虎もバズソーキックをブロックして世IV虎ハンマーを乱打。アッパー掌底を返したイオだが、世IV虎はショートレンジラリアットから張り手をお見舞い。しかしネックハンギングボムを防御したイオはアッパー掌底から、両ヒザをついた世IV虎の後頭部にバズソーキック。
 イオはシャイニング・ウィザードからラ・マヒストラルを狙うが、世IV虎は押し潰す。さらにそこからアティテュード・アジャストメントで叩き付けていった世IV虎は、コーナー二段目からのダイビング・セントーン。さらにラリアットを挟んでもう一度ダイビング・セントーンを投下した世IV虎だが、かわしたイオはその場跳び→セカンドコーナー→トップコーナーからとムーンサルト3連発。さらにバズソーキックの連打→ローリングソバット→ムーンサルト・フットスタンプと赤いベルトを奪取するために習得した新技のリレーで世IV虎を沈めた。
 赤いベルト初防衛に成功したイオは次の挑戦者に奈苗、夏樹、木村の3人を逆指名し、スターダム第2章の幕開けを飾った。

130602_Stardom-2.jpg 当初、ゴッデス・オブ・スターダム王座の初防衛戦を行う予定だった宝城カイリと翔月なつみの宝翔天女だが、翔月が練習中のケガにより欠場。宝城は1人でも木村響子&クリスティーナ・フォン・エリーのキムラモンスター軍と対戦すると言い放ったが、高橋奈苗が宝城のパートナーに名乗りを挙げた。
 すると、その奈苗と情熱注入マッチ第2戦を行う4期生のスーパールーキー、彩羽匠がこの試合で勝ったほうが宝城のパートナーとしてモンスター軍と対戦することを提案。彩羽は腕十字や三角絞めで奈苗に向かっていったが、奈苗は彩羽の攻撃を受け止めた上で厳しい攻撃を繰り出していくと、「クソガキが!」と叫びながらショートレンジラリアットでなぎ倒してからステップオーバートーホールド+ドラゴンスリーパーのナナロックに捕らえる。
 彩羽もギブアップせずに耐えたが、レフェリーが試合をストップ。すると彩羽は握手を求めてきた奈苗に張り手をお見舞い。大物スーパールーキーらしさは見せたが、貫禄勝ちを収めた奈苗はそのまま第4試合で宝城とタッグを組むことに。

130602_Stardom-3.jpg 1人でタッグのベルトを持って入場した宝城は、『未来のスターダム』に乗って踊ってみせたが、翔月と話し合った末タッグベルトを返上することにしたと発表。するとモンスター軍はロッシー小川代表に襲いかかり、スーツをハサミで切り刻む暴挙に出る。そのまま試合に雪崩れ込むと、モンスター軍はタッグタイトルマッチが流れた怒りを宝城にぶつけるように、厳しい攻撃を連発。
 さらにセコンドのヘイリー・ヘイトレッドも場外乱闘に加わったため、場内は大ブーイング。宝城も唇を切って出血しながらも、何とか奈苗にタッチしようと倒れされても倒されても起き上がり、必死に食らい付いていく。珍しく木村に対してヘッドバットまで見舞っていった宝城だが、木村は逆にノータッチ・ヘッドバットをお見舞い。
 モンスター軍はモンスタークラッシュを狙うが、宝城が脱出すると、奈苗が木村にラリアット。さらにコーナー上のクリスティーナに雪崩式ブレーンバスター。すかさず宝城はクリスティーナにスピアーから急角度のイカリ。何とか耐えたクリスティーナだが、宝城はコーナーに登っていく。しかしセコンドのヘイリーが宝城を足止めすると、クリスティーナが追いかける。奈苗がクリスティーナをジャーマンで投げ捨てると、宝城がダイビング・エルボードロップを投下。
 ところがヘイリーがカウントを妨害! すかさずモンスター軍は合体攻撃を狙うが、クロスボディで2人まとめてなぎ倒した奈苗が木村とクリスティーナを分断。宝城はクリスティーナにスライディングDから最後が足折り固めになる変型の4173! しかし間一髪で木村のカットが間に合う。木村はビッグブーツを叩き込むと、ヘイリーが奈苗を抑え付けている間に、クリスティーナとモンスタークラッシュを決めて宝城から3カウント。
 セコンドのヘイリーが介入しての勝利だったため、モンスター軍に対して場内からは大ブーイング。ブーイングがなかなか鳴り止まず、マイクを持ったものの言いたいことが言えない木村はイライラが爆発! リングサイドの観客と小競り合いになるという異常事態となったが、最後は「モンスター軍はカードに穴空けたことねぇぞ。スターダムはどうなんだ? 土壇場でタイトルマッチがなくなる? 1日2試合やる? おかしいだろ? うちらはタイトルマッチがやりたいんだよ! タッグでもトリオでもいいよ。ベルトの試合、組めよ、ロッシー! お前、次はスーツどころじゃ済まねぇぞ!」と吐き捨てて引き上げていった。
 モンスター軍の背中を睨み付けていた宝城は「まずは今日は負けてしまって奈苗さんにもお客さんにも悔しい思いをさせてスミマセンでした。確かにカードに穴を空けたことは申し訳ないですけど、万が一出たとしてなっちゃんが取り返しがつかないことになってもどうしようもないので」と悔しさを滲ませると、宝翔天女は必ず復活すると約束。
 それを聞いた奈苗も「私だって骨の1本や2本折れててもカードに穴は空けてないんだよ! でも私だって人間だ。その上で人間を通り越した高橋奈苗っていうプロレスラーになったんだ!」と叫ぶとモンスター軍へのリベンジを誓った。

 なお、米山香織がフリーとしてスターダムに本格参戦した今年3月に挑戦した際は時間切れ引き分けに終わった夏樹☆たいようとのハイスピード戦は、前回以上の目まぐるしい攻防の末、米山が丸め込みの応酬から最後に3カウントを奪い、王座を奪取。
 「ハイスピードを獲って、これからスターダムで米山革命だ!」と宣言した米山だが、そこに第1試合のタイトル挑戦権争奪スクランブル・タッグウオーズで須佐えりに勝利した岩谷麻優が入ってきてハイスピード王座への挑戦を表明した。

※完全詳細はバトル・ニュース携帯サイトをご覧ください。

▼第1試合 タイトル挑戦権争奪スクランブル・タッグウオーズ 20分1本勝負
脇澤美穂/●須佐えり
13分12秒 ドラゴンスープレックスホールド
松本浩代(エスオベーション)/○岩谷麻優
※残りの二組は横尾由衣/吉乃すみれ、ヘイリー・ヘイトレッド/シュー・ヤン

▼第2試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権 30分1本勝負
[王 者]○ダーク・エンジェル
10分52秒 レイネーラ
[挑戦者]●夕陽(ZERO1野良犬道場)
※第2代王者エンジェルが2度目の防衛に成功

▼第3試合 STARDOM PASSION INJECTION2013~情熱注入~(2)20分1本勝負
○高橋奈苗
10分24秒 ナナロック→レフェリーストップ
●彩羽匠

▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
高橋奈苗/●宝城カイリ
14分50秒 モンスタークラッシュ→体固め
木村響子(フリー)/○クリスティーナ・フォン・エリー(フリー)

▼第5試合 ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
[王 者]●夏樹☆たいよう
14分46秒 丸め込みの応酬→エビ固め
[挑戦者]○米山香織(フリー)
※第5代王者の夏樹が5度目の防衛に失敗。米山が第6代王者となる

▼第6試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
[王 者]○紫雷イオ
16分6秒 ムーンサルトフットスタンプ→片エビ固め
[挑戦者]●世IV虎
※第3代王者イオが初防衛に成功

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