広末涼子「テレザもサビナも、どちらも自分のスタイルがあって時代がどう変化してもブレない。素敵だと思いました」


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毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『鍵泥棒のメソッド』で、堺雅人さん、香川照之さんとともに見事な演技を見せている広末涼子さん。本誌インタビューでは、10代の頃に初めて読んだ『存在の耐えられない軽さ』にいまも変わらず感じる魅力を語ってもらった。

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映画『鍵泥棒のメソッド』のファーストシーンは雑誌編集部。広末さん演じる編集長の香苗が部員たちに、この日までに結婚する(相手はまだいない)と宣言し、そのスケジュールを発表するところから始まる。そこにはいままでに見たことがない広末さんがいた。
「映画が始まってすぐに自分の机の上を ハンディ掃除機でガーっと掃除するのですが、 あのシーンだけで香苗が どんなキャラクターかがわかりますよね。 内田監督の頭の中で画が見えていらっしゃったので、 イメージしたお芝居を完璧にやるという スタイルで演出されていました。 共演の堺さん、香川さんとも こういう現場は珍しいね、 面白いねって話していたんです。 監督のイメージに合わ…