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  • 2・30倍の格差は「違憲状態」 09年衆院選で最高裁


     最大2・30倍となった「1票の格差」について、最高裁で「違憲状態」との判断が示され喜ぶ弁護士=23日午後、最高裁前

     2009年8月の衆院選で最大2・30倍となった「1票の格差」は、法の下の平等を定めた憲法14条などに反するとして、二つの弁護士グループが8高裁・支部に起こした訴訟9件の上告審判決で、最高裁大法廷は23日、いずれも「違憲状態」との判断を示した。選挙無効の請求は一審の高裁に続き退けた。

     1994年の小選挙区比例代表並立制導入以降、格差を違憲状態とした最高裁判決は初めて。判決は「1人別枠方式は、格差を生む主要な原因となっており、速やかに廃止し立法的措置を講じる必要がある」と述べ、国会に早急な区割り規定の是正を求めた。

      【共同通信】