明石家さんまが7日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。3日に死去した長嶋茂雄さんの思い出を語った。

 さんまは1991年、NFL「スーパーボウル」で、長嶋さんと2人でゲスト解説を務め、1週間現地でともに過ごした。そこに長嶋さんの妻・亜希子さんも合流し、〝長嶋夫妻〟と食事した経験があるという。

 さんまはその際のことを「本当は一番喜ばなきゃいけないことなんですけど、亜希子さんと初めて食事した時に、『若いころのこの人(長嶋さん)にあんたソックリなのよ』って言われて。野球とお笑いやで。(亜希子さんが)『若いころのあんたにソックリで、さんまちゃんは』って。(長嶋さんからも)『う~ん、似てるねえ』とか言われた」と回想。

長嶋茂雄さん妻・亜希子さんの着物姿
長嶋茂雄さん妻・亜希子さんの着物姿

 当然、大喜びしてしかるべきだが、「俺は長嶋監督がこんないろんなことをしでかしてる人に似てるって言われて、喜べなかったんです」と素直な心境を吐露した。

 続けて「尊敬してる人に『似てる』って言われてんねんから、とんでもなく喜ばなきゃいけないんですよ。それを喜べなかった自分がいる。それはなぜなのか?っていうところやねんけども。それも宝物ですね」としみじみ。

 どこが似ているのか?については聞けなかったそうで「俺の私生活、知らはらへんしね。だから『私生活が似てる』ではないんですよ。ほんなら、野球とお笑いをやってる『姿勢が似てる』という事やと今は思ってるんですけども、これは亜希子さんしか答えを知らない」と懐かしげに振り返っていた。